スマホで撮影した写真に記録される情報

今回はスマホで撮影した写真のファイル内に記録される情報についての話です。

写真のファイルには画像データが記録されているでしょ?と思ったあなたの感覚は正しいです。

でも、実はその他の情報も記録されているのです。今回は画像データではないけれども写真のファイルに記録されている情報について確認してみます。

1.Exifデータが埋め込まれてる!?

スマホのカメラで撮影した写真は、jpegという画像ファイルの形式で保存されます。そして、こうして保存されたjpegファイルには基本的にExifデータという画像情報以外のものが埋め込まれています。スマホのカメラだけでなく、一般のデジタルカメラで撮影した写真のjpegファイルでも同様です。

ちなみに、Exifというのは「Exchangeable image file format」の略です。詳しく知りたい方はウィキペディアのこちらのページを参照してください

Exifデータに登録できる情報一覧を掲載してもいいのですが、具体的にどんな情報が登録されているのかをスマホの画面で確認することができるので、その例を示すことにします。

私が使用しているスマホがZenfone5なので、このスマホにインストールされているギャラリーアプリで写真を表示させます。その様子を下図に示します。

画面の中央に、Exifデータを確認してみたい写真が表示されています。画面の下にギャラリーアプリのメニューが表示されていますが、左下に「詳細情報」があるので、これをタップしてください。

この他のギャラリーアプリにも同様のメニュー項目があると思うので、メニューの辺りを少し探してみてもらえるでしょうか。

詳細情報を表示させると、次のような情報が確認できます。

これだけの文字情報が写真のjpegファイルに記録されているということに驚いた方もいるのではないでしょうか?

上から順番に項目名を並べると次のようになります。

  • 撮影日時
  • 解像度:横✕縦の画素数
  • ファイルサイズ
  • デバイス:スマホの型番
  • フラッシュ:ONかOFFか
  • レンズ焦点距離:カメラのレンズの特性値の一つ
  • ホワイトバランス:オートかマニュアルか
  • 絞り:カメラのレンズの特性値の一つ
  • 露出時間:シャッタースピード
  • ISO:画像センサーの感度設定値
  • パス:この画像がスマホのどこにどんな名前で保存されているか
  • 場所:この写真が撮影されたときのGPS情報(経度、緯度、高度)

Exifデータとしてはもっと沢山の情報を記録することができますが、ここで確認できるのは上記の通りです。

2.撮影場所の情報もある!

先程リストアップした項目の中には、写真を撮影した場所の情報も入っています。スマホのGPSの精度にもよりますが、撮影した場所の位置がかなり正確に分かります。

自分で撮影したデータを自分で確認するなら非常に有用なので、ぜひ利用したいものですが、落とし穴もあります。

もしあなたが自宅で何かの写真を撮影し、それをSNSに投稿したり、ネット上の共有アルバムに掲載したとします。本当に友人だけが見るならあまり問題は無いかもしれません。でも、見たこともないような「友だち」や、インターネットで偶然その写真を閲覧した人は、その写真のExif情報を確認すれば、あなたの自宅の位置=住所を知ることができるのです!

最悪の場合にはストーカー行為などの被害につながってしまうかもしれないので、人の手に渡る写真には場所の情報記録しないのが一番です。

ちなみに、以上の理由から最近ではアップロードされた写真のExif情報を自動的に削除してから公開する機能を持つSNSも存在しています。

でも、実はカメラの設定で、そもそも場所データを記録しないようにする設定があるのです。これを使えば色々と心配する必要がなくなります。その手順を次節で紹介します。

3.場所データを記録しないようにする設定

では、カメラアプリを起動してください。下図はZenfone5でカメラを起動したときの様子を示します。

画面の左上に歯車の形のアイコンがあります。これは「設定」のアイコンです。これをタップしてください。すると次のような画面に切り替わります。

カメラの設定項目はまだ下に続くのですが、この画面の一番下の項目を見てください。「場所サービス」という表示があり、すぐ下には「ON」の文字が、その右側のトグルスイッチは黄緑色になって「ON」になっていることが分かります。

「場所サービス」がONの状態になっていると、撮影した写真ファイルには撮影場所の経度、緯度、高度情報が記録されてしまいます。

この情報を記録しないようにするためには、場所サービスの項目の場所を一度タップしてください。すると下図のように場所サービスがOFFの状態になります。

一番下の「場所サービス」の項目がOFFに変化したのが分かるでしょうか?

このように場所サービスをOFFにしておくと、撮影された写真ファイルには緯度、経度、高度の位置情報は記録されません。

念のため、ONのときとOFFのときの「場所サービス」の様子を下図に示します。

上が「ON」のときの様子で、下が「OFF」のときの様子です。表示されている文字と右側のトグルスイッチの表示の様子が異なっていることが分かると思います。

これで必要なときには場所情報を写真に記録し、不要なときには記録しないように設定できるようになりました。

そうは言っても、万が一のことを考えると、写真をインターネットにアップロードする前に詳細情報を見て、場所情報が含まれていないことを確認することが必要だと思います。

それでは、これで写真に記録されている画像情報以外のデータについての話はおしまいです。