スマホで文字入力をするときは、画面上に表示されたキーボードのキーをタップします。
キーボードのキーの並びの代表は「テンキー」と「QWERTYキーボード」の2つです。今回はこの2つのキーボードについて簡単に説明します。キーボードを見たときに、どちらのタイプか分かるようになることが今回の目標です。
1.テンキー
まず紹介するのはテンキーです。テンキーは下図のような雰囲気です。この画面は平仮名を入力する画面で、同じようなキーの並びでアルファベットを入力する画面と、数字を入力する画面などがあります。
テンキーという言葉は、もともとの意味としては0から9までのキーが入っているキーボードということだと思います。電話番号も数字なので、最初は0から9までの数字があれば十分だったのでケータイではテンキー風のボタンがついていました。但し、普通のテンキーとケータイのボタンの数字の並びは違いますが…。
ということで、このテンキーはケータイの本体についていたボタンをモデルにしたものです。
タップかフリック操作で文字を入力していきます。日本語は入力した後にかな漢字変換が必要です。仮名漢字変換については下で簡単に触れます。
2.QWERTYキーボード
次に紹介するのはQWERTYキーボードです。これは下図のような雰囲気です。
これはパソコンについているキーボードをモデルにしたものです。設定によっては数字キーが表示されない場合もあります。
「QWERTY」はアルファベットが配置されているエリアの左上にある「q」から右に向かって6個分の文字の並びからとったものです。
タップ操作で文字を入力していきますが、ローマ字入力をする必要があります。テンキーと同様で、日本語は入力した後にかな漢字変換が必要です。
3.かな漢字変換
キーボードのキーで直接入力できる日本語の文字は平仮名、英数字、記号を少々くらいです。なので、キーボードで直接入力できる文字の種類数は、日本語のかな漢字混じり文に含まれる文字の種類数と比べると圧倒的に少ないです。
そうは言っても、片仮名や漢字等に一つずつキーを割り当てようとするとキーの数が多すぎて超巨大なキーボードになり、全く実用性がありません。
そこで仮名等の並びを漢字混じりの言葉に変換することで、この問題に対応しています。ここで言う「かな漢字変換」とは、例えば次のようなことを指します。
変換前:そのはなはうつくしい
変換後:その花は美しい
このようにして、日本語の読みを平仮名で入力した後で、所望の部分を漢字に変換することを「かな漢字変換」と言っています。
この変換も理屈を考えてみようとすると中々奥が深いので、今はここまでにしておこうと思います。
ちなみにこのような変換が必要なのは日本語だけではありません。中国語もこの変換が必要な言語の一つです。