スマホは内蔵バッテリーで動いているので、バッテリー残量が少なくなれば充電する必要があります。
スマホを充電するには充電器と充電ケーブルを使います。最近はワイヤレス充電がだんだんと広まっていますが、今回は充電ケーブルを使う方法でのスマホの充電について話をします。
ちなみに、充電器はスマホを購入すると付属品としてついていたのですが、最近は充電器なしのスマホもあります。その場合には充電器を別途購入する必要があります。
1.スマホのバッテリー残量
バッテリーの残量は画面の上端にあるステータスバーの中に表示されています。電池の形で図示されていたり、何パーセント残っているか数値で表示されていたりします。ここでは説明しませんが、どのように表示するかは本体設定で決めることができます。
下図の例では電池の形とパーセント表示の2通りで表示されています。バッテリー残量の数値としては48%で、電池の下半分くらいが白くなっているのが分かると思います。
2.充電器
充電器は家庭用のコンセントの交流100Vを、スマホに充電できる直流電圧に変換してくれるものです。
直接コンセントに接続できるタイプや、コンセントに接続できるコードがついているものがあります。具体例は次の通りで、これは直接コンセントに接続できるタイプで、プラグの反対側にスマホに接続するUSB端子がついています。
「USB充電器」で探すと沢山ありますので、その中から好みのものを選びましょう。選び方の参考を下に記載します。
色や形は自分の好みでいいのですが、充電器の代表的な性能として「最大出力電力」があります。これは「ワット」という単位で表示されていて、記号は「W」を使います。例えば「10W」なら「じゅうワット」と言います。
最大出力電力が大きければ大きいほどスマホの充電速度は速くなります。但し、スマホが対応できる最大充電速度は決まっていますので、よく分からない場合には、お店でスマホを見せて相談することをオススメします。
また、最大出力電力がスマホの最大充電電力と同じ充電器であってもスマホに接続するUSB端子が複数あると、USB端子1個あたりの最大出力電力は充電器の最大出力電力とは異なる場合があります。ここは少し注意した方がいいと思います。
蛇足ですが、しばらく前までは急速充電をするとバッテリーに与えるダメージがより大きいと言われていました。ところが最近では充電時間が短い程良いという風潮なので、スマホ内のバッテリーは随分丈夫になってきたのかもしれません。
3.充電ケーブル
充電ケーブルもピンからキリまであるので選ぶのは難しいかもしれません。
一番注意しなければならないのは、充電器についているUSB端子の形とスマホの充電端子の形にあったものを選ぶということです。
現在なら充電器の口の形は「USB A」タイプか、「USB C」タイプだと思います。
スマホの充電口は、今は殆ど「USB C」タイプです。
下の図は「USB A」で充電器につなぎ、「USB C」でスマホにつなぐ充電ケーブルの例です。
次に気になるのは充電ケーブルがスマホに供給できる電気の最大量です。これは最大電力ではなく最大電流の値で表示されていることが多いようです。単位は「アンペア」で、記号は「A」です。
現在よく見る表示は「2.4A」とか「3A」です。少し前まではこの数字に5を掛ければ電力の値に換算できたのですが、最近は様子が変わっているようです。「2.4A」なら「12W」程度で、「3A」なら「15W」程度で充電できると思います。
最近は充電器と同じように「最大電力量」で表示する製品もあるようです。これなら充電器と同じ単位での表示になるので分かりやすいですね。
4.充電のタイミング
スマホは割と電気を消費するので、一般的にはケータイより頻繁に充電する必要があります。スマホもバッテリーも性能が向上していますが、人によっては1日もたずに途中で充電をする人もいます。
スマホのバッテリーがあまり減りすぎた状態にしてしまうのも、あまりに満々なままなのもバッテリーの寿命を短くしてしまうようです。それほど神経質になる必要はないですが、できるだけ20%未満にならないように下限に気をつけていればいいと思います。
何日も確認せずに放っておくと、バッテリー残量が少なくなりすぎてスマホが自動的に電源をオフにすることもあります。
こうなると電源をオンにしようとしても、すぐに自動的にオフになるか、起動の動作すらしないかもしれません。この場合でも落ち着いて、しばらく充電してからスマホの電源をオンにしましょう。放置しただけで壊れるようなスマホはまず無いので、まずは落ち着いて操作してみてください。