スマホをインターネットに接続するには、実は複数のパターンが存在します。
それらは次の3つです。
- 携帯電話会社のネットワークで接続するパターン
- Wi-Fiで接続するパターン
- Bluetoothで接続するパターン
それぞれ簡単に説明します。
1.携帯電話会社のネットワークで接続
よくあるパターンの一つで、契約した携帯電話会社のネットワークを利用してインターネットに接続します。
契約したデータ通信量まで使用することができます。そのデータ量を超えると通信速度が大幅に低下する場合が多く、何も通信できない状態になることは稀だと思います。
契約によっては使用したデータ通信量に応じて月々の支払い金額が変わったり、途中でデータ通信量を買い増すことができたりします。
2.Wi-Fiで接続
これもよくあるパターンの一つで、利用可能なWi-Fiに繋いでインターネットに接続します。但しWi-Fiのアクセスポイントから少し遠ざかると使えなくなってしまうので、アクセスポイントの近くにいる必要があります。
利用可能なWi-Fiには次のようなものがあります。
- 自宅のWi-Fiルーターが提供しているWi-Fi
- 携帯電話会社等が提供しているWi-Fi
- 飲食店等のお店が提供しているWi-Fi
- 施設等内で提供しているWi-Fi
- 別のスマホやタブレットをアクセスポイントとするWi-Fi
これらのWi-Fiでインターネットに接続して消費したデータ通信量は、契約している契約会社でのデータ通信量の計算には入りません。但し上記5の場合は、アクセスポイントになっているスマホやタブレット側でのデータ通信量に加算されます。
上記2、3、4の場合、契約の要否の違いはありますが、外出先で無料で使えるものなので無料Wi-Fiとも言われています。但し、Wi-Fiスポットの契約だけしている方の場合には、無料Wi-Fiという言い方は適切ではありませんが…。
無料Wi-Fiの中でも、パスワード無しで利用できるものにはセキュリティ上の注意が必要です。多くの場合は善良なホストが善良な目的でWi-Fiを提供しているので問題はありません。でも、悪質なホストが悪質な目的でWi-Fiを提供していたり、Wi-Fiを使っているときすぐ近くに悪質なハッカーがいるとWi-Fi通信の内容が筒抜けになったりすることがあります。こうなると、スマホで入力したユーザーIDやパスワードなどの情報が悪質なホストやハッカーに盗まれてしまいます。
このような危険な事態を避けるため、(1) よく分からない(特にパスワード不要の)Wi-Fiには接続しない、(2) VPNを使ってWi-Fiでの通信内容を暗号化する、等の対策をとることをおすすめします。
最後に出てきた「VPN」については、また別の話として紹介しようと思います。
3.Bluetoothで接続
これはあまり使われていないのではと思っている接続方法です。私自身も、この方法があるということは知っていても実は使用したことはありません。
Bluetoothのよくある使い道は手元のスマホとペアリングしてイヤホン、キーボード、マウス等を利用するということです。
実は別のスマホ、別のタブレット、別のパソコンと手元のスマホをペアリングすることでインターネットに接続することができます。
上で話をしたインターネット接続のパターンに対して、Bluetoothでインターネット接続をすることのメリットとデメリットは何でしょうか?
メリットは手元のスマホのバッテリー使用量が少ないということです。従って充電をせずにスマホを使っていられる時間がより長くなります。
デメリットは通信速度が遅いということです。遅いとは言ってもLINEやメールなどでメッセージをやり取りしたり、音声通話をするくらいは問題ないと思います。ウェブサイトをいくつか見るくらいのことも、まあできると思います。でも高画質の動画を見ることは、あまり期待しない方がいいと思います。
なお、手元のスマホとペアリングする別のデバイスはすぐ近くに置いておかなくてはならないので、Wi-Fiよりも動ける範囲は狭くなると思っておいた方がいいと思います。
4.テザリング
もしかすると耳にしたことがあるかもしれませんが、テザリングという言葉があります。
インターネットに接続できるモバイルデバイス(スマホ、タブレット、ノートパソコン等)でテザリング機能を有効にすると、そのモバイルデバイス経由で手元のスマホ(タブレットやノートパソコン等のモバイルデバイス)をインターネットに接続できるようになります。
これとは逆に、手元のスマホのテザリング機能を有効にすると、自分の別のデバイスや友人のデバイスをインターネットに接続してあげることも可能です。
スマホをインターネットに接続するパターンの話をしていたので、関連する単語として今回はテザリングについても簡単に紹介しました。